旗という商品は、白地の生地を染めて縫製加工した単純な商品です。
お客様のご使用環境/目的などにより、それぞれベストな生地とベストなプリント方法・縫製方法をご提案するのが私どもの仕事ですが、それでも生地を染めて回りを縫えば「旗」になります。
でも、この単純な商品には素晴らしい力があります。
生地が染まり・縫製されると、旗には魂が入ります。
社旗には、その会社の社員の方々の魂が!
校旗には、その学校の先生・生徒さんの魂が!
応援旗には、そのクラブ所属メンバーの皆さんの魂が!
会旗には、その会のメンバーの皆さんの魂が!
何て不思議な商品なのでしょう。
ついにその瞬間が来ました。
令和5年(2023年)8月、校野球部が第105回大会で107年ぶりに2度目の全国制覇を果たしました。
その日は非常に暑い日でした。
試合開始3時間前から並び、何とか内野席に入れました。
6月初旬に腰椎の手術を受けていたためコルセットと杖をついて県大会から12試合の應援に行き、
決勝戦が13試合目でした。
母校応援席は得点が入るたびにまるで地響き様な音量で応援歌を謳い「この流れで進んでくれ」と
神様・仏様・キリスト様(その他の宗教の教祖様)にお願いしていました。
そしてゲームセット、試合中に勝る大きな声で校歌を熱唱しました。
スコアボード横に掲揚される校旗の眩しかった事。
栄誉と敬意と感謝の気持ちで目から大粒の汗が止まりませんした。
甲子園正面には歴代優勝校の校旗が飾られていますが、2番目(第2回大会優勝)に飾られている母校校旗の素晴らしい輝き。
その時、「旗屋とは何と素晴らしい職業なのだろう」と痛感しました。
チケットが手に入らず止む無くテレビ観戦での応援をとなった多くの卒業生の方々も
同じ感覚ではなかったかと思います。
旗には素晴らしい力があります。
どうか皆さんも旗に敬意を払いつつ大切にして下さい。
令和4年10月
株式会社三上旗店
代表取締役 三上明夫

旗屋の日記
平成30年(2018年)の夏に9年ぶりに夏の甲子園出場がきまりました。
春の選抜にも出ましたが、残念ながら初戦敗退。
夏の県大会決勝戦が終わった時に應援団が掲揚した団旗、校歌斉唱の時にスコアボード上に掲揚された校旗
(共に弊社謹製)を見た時、「旗屋を営んでいて良かった」と心から思いました。
目指せ、全国制覇!
平成24年(2012年)7月、夏の甲子園県大会の應援に球場に行きました。
エール交換時、対戦校(3塁側)の挙がった校旗は何と5月に新規の応援団旗を納品した高校!
5回終了時に喫煙コーナー(球場で1ヵ所)に行くと対戦校の応援団OB会会長のお姿が。
OB会会長:「社長!東京から態々応援に来てくれたのですか。有難うございます。席はどちらですか?」
私:「いや、そのー、あのー。」
OB会会長:「エー?あ、そうか社長は1塁側(対戦校)の出身か・・・・・」
大変気まずい思いの喫煙となりました。
平成17年(2005年)の春に私の母校が45年ぶりに甲子園に出場しました。
甲子園出場に際し、校旗・応援横断幕など一式を納めさせて戴きました。
そして、弾丸応援ツアーに参加し、アルプススタンドへ何度か足を運びました。
アルプススタンドで応援し勝利した時、1,000人を超える応援団の方々全員がセンターポールに掲揚される校旗に向かって栄誉と敬意と感謝の気持ちで一体感となりました。
テレビ観戦をしていた多くの卒業生の方々も同じ感覚ではなかったかと思います。
この時ほど、「ああ! 良い仕事をさせてもらった。」と思ったことはありません。
- 学校旗、社旗、応援団旗、
ペナント、卒部記念品の制作は
当社にお任せください -